コラム

幼児期の遊び

幼児期は、色々な遊びを通じて子供は成長していきます。成長のスピードはそれぞれです。月齢に応じて体をつかったり、パズルやブロック、塗り絵や絵本など沢山の遊びを通じて脳や体が成長します。

はじめて親になると、壁にぶつかるのが子供との遊びです。当たり前ですが、幼児期の遊びのレパートリーがすくなく、どう遊んでいいかわからない。同じことを繰り返しやることがいいのかわからない。そのため、オモチャ屋さんにいき、対象年齢があっているものを買って、とりあえず、それで遊ばせるということしていませんか?

月齢に合わせた遊び方は、オモチャの対象年齢で選ぶよりも、遊ばせ方で成長が変わります。

ひらがなを早く読めるようにと、お風呂にひらがな表を貼っているだけで、ひらがなが読めるようになりません。

色々なオモチャや絵本、公園の遊具をどう活用するかで、覚え方がかわります。先ほどのひらがなを読めるようにするには、複合的な遊びを取り入れると、割りと早く理解が進みます。

ひらがな表、かるた、絵カードを使って遊んでいたら、気がついたら二歳半でひらがなを読めるようになりました。

絵カードで、文字を認識します。例えば、象の絵と『ぞう』という文字と耳で聞く音をインプットします。

かるたでは、競争心を煽り、文字を認識する力をつけます。例えば、『ぞう』の『ぞ』どれだ?のように探す文字を指定します。声だけでわからない場合は、文字も見せて同じ文字を探します。子供自身が自分の名前や親の名前を理解できていれば、まずはその文字からはじめてみます。

子供はゲームのルールを理解するところからはじまります。ゲームのルールが分かればあとは繰り返すだけです。ゲームの途中で子供から質問があれば、すべて答え手あげます。これなーに?なんてよむ?などがでてくれば、文字に興味津々になってきたことがわかります。

こんな風にオモチャを使って工夫した遊びを取り入れると、そのオモチャの解説通りただ単にあそばせるよりも、数倍活用できて子供も成長します。

オモチャを工夫して使い子供を成長させるために。工夫の仕方は、幼児教室を活用するのも一つです。

幼児教室は、子供との過ごし方を発見することができます。

幼児教室を選ぶ際のポイントは、3つです。

1、てづくりの簡易的なオモチャや既存のオモチャを使った教室を選びます。

2、近くで通える範囲を選ぶ。

3、ママも参加できる。

三歳ぐらいまでは親子参加型がほとんどなので、いくつかの幼児教室の体験入学だけでもやりましょう。

毎週幼児教室に通うことができない場合は、3ヶ月に1回程度に分けて体験入学すると、色々な遊び方をみることができます。

遊びのレパートリーを増やして、子育てを楽しくしましょう。

幼児にテレビはどれぐらいみせる?

テレビを見ている時、何を考えているか?とりわけ何かを考えるということもなく「ただ眺めている」。というのが多いとおもいます。テレビを見るときには、一方的な情報が流れてきており、脳は受動的な状態になっています。その情報を処理しきれずに記憶にもとどまらず、考える力もなかなかはたらきません。

よって、脳が成長している幼児期から小学生世代には、テレビを長時間見ることはオススメできません。パズルなどの手先を使った遊びといったように能動的な切り働きかけができる遊びが重要です。

テレビには、情報量が多く、発せられる音声と状況に解離があります。色々なことをしらない子供には違った理解になったり、理解できません。スタジオでキャスターが暑いですねーと言ったとき、子供は、冷房のきいた部屋でみています。キャスターも子供も暑くありません。このようにギャップができると子供は理解できません。

ある研究では、「幼児期にテレビを長時間見ていた子供ほど集中力が欠如し、落ち着きがない傾向」ということも発表されています。

テレビや動画とのつきあい方には注意が必要です。見せておけば静かになるというだけで長時間テレビをみせるのは、子供の成長度合いを見極めて行いましょう。

子供の言葉の発達は、親子の会話が一番です。テレビなどでは、なかなか発達しません。言葉だけではなく、人とのコミュニケーションに大切な感情表現も親との会話のなかで学んでいきます。

テレビや動画は見るときがきます。幼児期には、できる限り手先を使った遊びや絵本の読み聞かせましょう。

電源を入れてしまいがちなテレビですが、テレビがついていることや動画を見ていることが自然とならないように、また、親がそうしていると、すぐに子供は真似をします。テレビが子供に及ぼす悪影響を考え、習慣がつく前にやれることをしましょう。

卒乳が上手くいく方法

卒乳には、決意が必要ですが、やって見ると意外に簡単に卒乳ができます。いままで、赤ちゃんも母乳を頼りにしてきたため、それがなくなることに対する抵抗(大泣き)がありますが、グッと堪えないと卒乳ができません。

卒乳という言葉にママは何を想うでしょうか。寂しい気持ち、「お酒が飲める!」という嬉しく解放的な気持ちもあるかもしれません。母乳育児では必ずくる卒乳にいろいろな想いをめぐらせます。

まず、卒乳のタイミングは、大体1歳~2歳頃ですが、発達度合いによってかわります。歯が生えはじめ、離乳食も進み栄養が自らとれる状況になるなど幾つかあります。

卒乳を考えはじめたら、子供の状態を把握しましょう。時期はいつであれ、最も大切なことは、子供の発達をよく確認し進めることです。授乳を止めたいけどと一方的な、気持ちで卒乳を進めるよりも、少しでも子供が乳離れしはじめてからのほうがよいです。卒乳は、親子の気持ちが一致していることが大切です。

卒乳日が決まりましたら、子供に卒乳日を毎回毎回の授乳前に伝えます。今週でおわり、カレンダーを指差してこの日で終わりね、今はここだよ。と事前に終わりを伝えます。「早くおっぱい止めたいなぁ」というネガティブな気持ちがあると、気持ちが手に取るように分かる子供は不安を感じたりします。事前に伝えママも最後まで頑張るよーっと伝えながら、親子で進めます。そして、卒乳日の最後の授乳を行い、「ありがとう、おしまいね。いっぱいのんでくれてありがとう」という感謝を伝えます。

とはいえ、次の授乳タイミングではまた泣きます。基本的には終わりを伝えているため、あげないのが望ましいですが、仕方なく授乳する場合は、残り回数を伝えてから、再度卒乳をしましょう。「失敗した」と思わず、「今回は違った」と考えトライします。

最後の授乳は、生まれてから子供と二人で積み重ねてきた、授乳の歴史があります。それを思い出しながら、授乳しましょう。