赤ちゃんが産まれてから9ヵ月たちました。赤ちゃんは意思を示し始めます。抱っこをしてほしくて手を挙げてみたり、ママの後追いかけてみたりと自分の意思表示を行います。つかまり立ちをしてきょろきょろと辺りを見回したり、体幹がしっかりしてきます。離乳食も3回食へと移行する時期になります。栄養の半分ぐらいは離乳食から摂るようになります。赤ちゃんは大人の真似をし始めます。模倣反射が盛んになる為、バイバイや物を渡したりします。

<赤ちゃんの状態>

・3回食になります。無理に進める必要ありませんが、少しずついろいろな栄養を食事から摂りましょう。

・模倣反射が増え、大人の行動を真似たります。言葉も真似ようとします。

・立ち上がったり、動いている物を追いかけてハイハイで移動したりと活動がより活発になります。

<発育の加速を促すために>

1歳前の赤ちゃんの成長に欠かせないのは模倣反射になります。ママやパパがやっていること、話していることを真似する様になります。手をパチパチと叩いたり、物を渡してみたりと行動を真似します。言葉はまだまだしゃべれませんが、言葉に出せることは出そうとします。沢山の言葉や手遊びを行い、赤ちゃんに真似をさせてます。特に手遊びをして赤ちゃんが言葉にあわせて手を動かすことは脳への刺激になります。今後の幼児教育に向けた基盤づくりのために、毎日手遊びを行います。(脳力を育む)

赤ちゃんは遊びの中でママとパパとのスキンシップによって心が安心します。赤ちゃんの気持ちを代弁することも赤ちゃんとのコミュニケーションの一つになります。赤ちゃんがハイハイをしながら何か見つけたら、「なんだろうね」「硬いね」など赤ちゃんが考えているであろうことを代弁して言葉に出してあげましょう。赤ちゃんが何かを訴えてきて意味が分からないことも多くありますが、頷くなどして共感してします。赤ちゃんは、自我が芽生え意思を伝えてきますので、一つ一つ丁寧に赤ちゃんに反応してあげます。(心力を育む)

赤ちゃんはつかまり立ちができ、ハイハイで動いている物を追いかけたりします。ママ追いが盛んになり始めます。ママが動けば赤ちゃんがついてくるようになったら、児童館など広いところに行ってママがゆっくり歩いて赤ちゃんが追いかけてくるを繰り返してハイハイを多くさせましょう。ハイハイの時期が長いと腕の力なども自然についてきます。また、ボールなど転がるものを転がして、赤ちゃんに追いかけさせて沢山動かします。(体力を育む)

<育児のポイント>

食べ物に手を伸ばしたり赤ちゃんは食べる意欲が高まります。手づかみ食べなどを始めます。また食べむらも出てきますので、フォローアップミルクなどで栄養補助も考えましょう。体重が伸び悩むこともありますが、一時的であれば問題ありません。保健師などに相談しながら離乳食を進めます。また、共食をすることで食事が楽しいものと認識できますので離乳食を家族と一緒に食べます。

9ヵ月から10ヵ月検診があります。

 

生後10ヵ月幼児教育