やり抜く力

ひらがなを教える方法(幼児期)

小学校に入る前には、ひらがなの読み書きができるようにしてあげたい。どうやったら、早くひらがなをおぼえられますか?こんな悩みをよく聞きます。

ひらがなを読めるようになるのは、2歳半頃には読めるようになります。ひらながを書くには、ペンやクレヨンをコントロールすること、文字を真似ることが出来るようになるのに、3歳後半から4歳が目安になります。まだまだしっかりとした字ではありませんが、ひらがなとわかるような字をかけます。

文字を覚えるには教えかたで変わります。どんなに教えても覚えてくれないのではなく、うまく発音できない場合や、いい間違えているという状態です。子供自身は模倣しているとき、出来ていると思っています。櫓(やぐら)という字を皆さんは覚えていますか?大人が少し複雑な漢字を覚えるのと同じで、はじめてみるひらがなや文字の概念がない子供にとってみたら覚えるのは大変です。

読み方を覚えるための実績のある教え方を参考にしましょう。まずは、文字を認識することです。

『必要なもの』

絵本→子供の好きな絵本でよいです。ただし、物語になっているものが望ましいです。

絵本を読むときには、指さししながら文字を読み進めます。指で文字を指すことで、発せられる言葉と文字を認識させます。

カルタ→ゲーム感覚で文字を探してくれます。特に自分の名前や親の名前のひらがなを探せると一気に文字を認識し覚えていきます。

文字をさがすことで、発せられている言葉と文字の形を認識し、合致しているものとそうでないものを判断するため、文字を認識します。

この2つを中心に文字に興味を持ってもらうと、文字を読むことが出来るようになります。

次に文字を書くために実績のある教え方を参考にしましょう。まずは、真似ることが出来るようにしましょう。

『必要なもの』

クレヨンや持つところが太いペン→子供は不器用で、力が弱いため使いやすく筆圧がなくてもかけるものにします。

クレヨン等を持たせるときは、大人が握るように正しい持ち方にします。

文字を書くにはペンを動かす運動能力が必要になります。普段から塗り絵などのペンを動かす練習をさせましょう。

子供は話すよりも文字を探す方が得意です。まずは、読みから始め、読みと同時に撥音のためのインプット(絵本やカルタなどはすべて音読のため、耳から入った情報を子供たちは頭に貯めていきます)をしてあげましょう。

やり抜く力を育てる

子供に願うことはなんですか?

子供に願うこと人それぞれです。頭が良い、優しい、健康、長生き、迷惑をかけない、運動神経抜群、自分は背が低いから高くなってほしい、何かしら願望はあると思います。
そのような願望を持って子供を育てる上で、どういう子育てをするかを考えると思います。

誉めて育てるのか、叱るのか、自由奔放か、管理主義か、ピアノを習うのか、水泳か、武道か、多種多様な育て方があります。子供の人格形成には遺伝子は勿論ですが、環境も大きく影響を与えます。習い事は、子供にどうなってもらいたいかとい願望によって選ぶツールの1つです。
子供の成長のためにどういう子育てをするかを決めるのは必然的に親の役目になります。しかし、ツールを選んでも、子供の興味がわかないと長続きしません。やり抜く力がなければなりません。

やり抜く力をつけるためには、どう育てるかのヒントがあります。誉める、叱る、管理主義であれ、子供と常に向き合うことがことが重要です。子供の感情を理解する努力が必要です。子供の感情を理解することは難しいですが、理解する努力は子供に伝わります。それが子供のやり抜く力の第一歩となります。

親自身の性格や育ち方と違うことをやるというのは、子育てが大変になるかもしれません。親も継続的にやり抜く事が大切になります。幼児教育からこのやり抜く力を育てると、成長する過程において色々な場面で役に立ち、成長を後押ししてくれます。